皆様こんにちは!
マイホーム不動産の広報鈴木でございます。
今日はマイホーム購入後に心配されている、マイホームの維持費について簡単にお話ししていきたいと思います。
ネットなどでたまに見るのが「マイホーム購入後の維持費が心配!どのくらいかかるの?」という意見です。
たしかにこれについてはあまり具体的でなく、ほとんどが「ケースバイケース」でうやむやになった情報が多いですね。
確かにリフォームなどは「ケースバイケース」というしかないくらい、個人の資金力と好み、考え方で維持費自体が大きく変わってくるとしか言えない面が多いので、これは仕方ないです。
マイホーム不動産でも「ちゃんとした答えが必要」という場面では、「それはもう、ケースバイケースになってしまいます。」としか答えようがありません。
しかしそれだと、ますます維持費に対しての恐怖が増すばかりになるでしょう・・・。
そうすると「恐ろしすぎて一生家を買えずに、老後に入りたい賃貸も無く、さまよう方」が増えてしまうかもしれません。
そこでここでは「最低限、このくらいは必要かな。」と、個人的に思うベースの維持費金額を具体的にお話ししていきたいと思います。
あくまでもそんなにお金を使わない個人の経験値に基づいた金額ですので、「もっとこうしたい!」がある方は、更に金額を盛って考えて頂けたらと思います。
それではいきましょう!
まずはどんな方でもかかるマイホームの維持費と言えばこちら、「固定資産税」です。
修繕費は自分次第で払わないでもいけますが、固定資産税だけはマイホームを持つと、必ず支払わなくてはいけません。
さらにこの固定資産税は、住宅ローンが終わってもかかります。
不動産を持っている限り、税金支払いの義務があるんですね。
詳しくはこちらの記事↓でお話ししています。
上の記事にも書いていますが、3000~5000万円くらいの新築戸建を購入した方の固定資産税は、年額で7万円~16万円くらいがとても多いです。
物件価格から計算するわけではないのですが、ここからかけ離れている物件も少ないので、大体の目安として覚えておくと良いでしょう。
中古戸建や中古マンションは売主様に支払い額を聞いたり、行政で証明書を発行してもらう事で固定資産税の年額がわかります。
マンションの固定資産税は物件価格1500万円~4500万円くらいの価格帯で5万円~20万円くらいの年額が多いですね。
マンションでも戸建でも、土地と建物それぞれにかかってきます。
(土地はほぼずっと変わらないですが、建物は築年数や軽減措置によって年額が変わる点に注意です。)
この固定資産税は、維持費では外す事ができない費用なので、しっかりと把握しておく事をおすすめします。
では次にいきましょう!
さて次はマンションでも戸建でも、覚えておくのがおすすめの「基本の修繕費用」です。
「マンションは修繕費用がかからない」というのは半分はデマみたいなもので、共用でなく自分で持っている区分内は自分で修繕する事が必要です。
新築時は機能的で便利だった電気系・発熱・水まわりの設備は、大体10年くらいすると壊れだし、20年経つ頃には下記の全てが壊れる事が多いです。
もし20年経っても使えているよ!と言う方がいらっしゃったら、とてもラッキーかもしれません。
10~20年の間に壊れるものを、思いつくままに挙げると、
●浴室換気乾燥機➡交換15~30万円
●コンロ(ガスも電気も)➡交換10~17万円
●給湯器➡交換7~22万円
●TVドアホン➡7~12万円
●トイレのウォシュレット➡交換7~20万円
●食洗機➡交換15~20万円
(おまけ●エアコン:賃貸では大家さん持ちのところもあるので、念のため頭数には入れておきます。)
みたいな感じですね。
*工事費用は交換商品や時期や会社によるので、責任は持てません。
(工事をしてくれる職人さんが減っている現状を見ると、将来的には工事費用が上がりそうな予感はあります。)
こう見てみると(50~100万円くらい+エアコン)を見ておくと良いかと。
これが10年ごとにかかると最初から考えておけば、そんなに無理がないかと思います。
*プラスアルファで、床や壁、畳、キッチン、浴室、床暖房などのリフォーム代をみておくのもおすすめです。
*ライフスタイルも変わっている可能性もあるので、買い替えもおすすめです。
では次にいきましょう!
さて今度はマンションだけのお話しです。
マンションは基本的に、専有部分以外は居住者同士の共有持ち物になります。
そのため管理費や駐車場代は、掛け捨てで毎月支払っていく必要維持費と言えます。
修繕積立金は物件によっては、後から増えたりするケースもあります。
(新築時に施工会社が設定した修繕積立金では、大規模修繕費用が足りないなどの問題が浮上した場合などです。)
八王子市周辺で多いのは修繕積立金が1~2万5千円程度、管理費が1~2万程度、駐車場代は3千円~3万円程度、といったところです。
・・・が、この「管理費」や「修繕積立金」「駐車場代」は物件によってかなり差があるので、物件ごとに広告の物件概要欄をチェックするしかありません。
駐車場代以外は自分の都合で支払いをやめたりが難しいので、マンションを購入する方は「修繕積立金」と「管理費」は必ずチェックしておきましょう。
よくあるお支払い事例などは、これらのお支払いは入っていないのが普通ですのでお気を付けください。
さて次は戸建だけのマイホーム維持費、外壁や屋根のメンテナンスについてです。
屋根材も外壁材もたくさんありすぎるので、本当に普通の「スレート屋根」「モルタル外壁」の塗装について、本当にざっくりとした金額を言います。
30~35坪(100㎡~115㎡)程度の戸建の場合、屋根&外壁塗装は70~150万円程度です。
(マイホーム不動産だと、かなりリーズナブルで良心的な業者さんをご紹介しています。*良心的な業者さんの手間だけをいたずらに増やすお客様には、ご紹介できかねます。申し訳ございませんが予めご了承ください。)
ポイントとしては
●2Fよりも3F建ての方が費用が高くなる
●足場を運びにくい高台や、足場を組みにくい環境などだと費用が高くなる
●建物が狭くても足場代が高いので、思ったよりは下がらない
●職人さんが減り続けると、施工費が上がる可能性がある
「職人さんが減って施工費が上がるかも?」は先ほども出てきましたが、個人的に恐れているのでここでも出しておきました。
材料費の上がり下がりは当然あるものだと考えているのですが、それよりも職人さんのなり手が少ない、という事の方が深刻な気がしています。
失礼いたしました、話がそれましたが戻しましょう。
外壁は10年と言われていますが、個人的な感覚では15年程度の塗り替えでも充分だと考えています。
見た目はともかくとして・・・ですが。
(10年が過ぎるとある程度汚れてはくるので、外壁塗装のセールスが3か月に1回くらいのペースで来ますね。)
また戸建の外回りでは、外構(庭、エクステリア)をリフォームする方もいらっしゃいます。
外構のリフォームに関しては、絶対的に必要な物件はほとんど無いと思いますので、ここでは割愛いたします。
さて最後になりますが、どんなに古くなっても、建物に最低限の火災保険はかけておくのがおすすめです。
新築当初は特に住宅ローンの比重も高く、建物の財産価値もまだまだ高いので、火災保険をしっかりとかけている方が多いです。
しかし築年数が古くなってくると、もう忘れてしまっているのか?火災保険をかけていないお家もたくさんある様です。
「放火」や「隣家からの燃え移り」「自分が誤って火事になった場合」でも普通は火災保険がおりますし、火災保険以外では特に燃えてしまった後に補償が受けられない事がほとんどでしょうから、火災保険はちゃんと入っておくのがおすすめです。
例えば「隣の方が天ぷらをしていて火事が燃え移って、自宅が全部燃えてしまった」場合でも、損害賠償請求ができない、というのが日本の法律です。
放火をされてもし犯人が見つかっても、放火犯が
火災保険や地震保険は「家の性能」「水災ありか無しか」「家財保険」「かける保険金額」などで、かなり金額に差があります。
なのでズバッと金額は出しにくいのですが、多いケースは5年で10~20万円くらいの契約かと思います。
火災保険はだんだんと契約できる年数が縮められてきて、2023年現在は最長で5年です。
その分保険料金も静かに値上がりを続けていますので、今後も上がっていく方向だとマイホーム不動産では考えています。
(災害もどんどん増えてきていますし、仕方のない面も多いです。)
さてマイホーム購入後にかかってきそうな維持費を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
「思っていたよりお金がかかるんだな・・・。」
と思われた方も、
「いやいやもっとかかるでしょう。」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
マイホーム購入後は、賃貸とは違って家を守る費用は自分で考えて見積もりをとったり、貯金していかないといけません。
しかしそれでもマイホームを購入する方が後を絶たないのは、いったい何故でしょうか?
マイホーム不動産では35年の住宅ローンが終わりを迎えた時に残る、「土地の資産価値」という面に特に重きをおいて考えていく事をメインにおすすめしています。
もちろんリスクもゼロではありませんが、スタートが若ければ若いほど、年齢が進んだ時に住宅ローンが減って不動産を資金化する事も楽になります。
もちろん100%マイホーム購入の方が賃貸よりも良い、などと暴論を振りかざす様な考えは持っていません。
しかし賃貸では実現できない「管理の自由」や掛け捨てではない「資産性」や「将来性(追い出されない)」、機能性や広さなどを考えると、やはりマイホーム購入の方がおすすめのケースが多いですね。
かといって、マイホーム不動産から物件を購入されたお客様がマイホーム購入後にやりくりで頭を抱えない様、なるべく手堅い物件(無理のない価格)を購入してほしいと考えています。
上を見過ぎるとどんどん購入価格が上がっていってしまいますから、「お支払いと場所・広さなど、ちょうど妥協できるところ」を、ぜひ探してみてくださいね。
お支払いにある程度の余裕があれば、リフォームや住み替えなども将来的に対応できる方が多いです。
八王子市周辺で不動産を売りたい方、お探しの方は、ぜひお気軽にお声がけください。
(マイホーム不動産では率直なアドバイスを心がけており、八王子市周辺で「新築戸建」「売地」「中古戸建」「中古マンション」を購入希望の方、「土地の売却」「戸建売却」「マンション売却」希望の方は、個別相談もお受けしております。)
この記事が皆様のお役に立てたら、嬉しいです。
それではまた!
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