不動産売却をサポートするのは「不動産会社」ですが、不動産の売り方を考えたり、購入希望者の対応をしたりするのは、基本的に1人の担当者です。したがって、不動産をできる限り好条件で売るためには、不動産会社だけでなく担当者の見極めも不可欠だといえるでしょう。
不動産売却の仲介では、基本的に1人の担当者が最初から最後まで売主をサポートします。具体的には、以下のような業務を1人の担当者がこなします。
業務の一部を別の担当者が担うことはあっても、それを指示するのは担当者です。
こうした業務の積み重ねが、不動産がいつ、いくらで売れるかを左右するといっても過言ではありません。たとえば査定が甘ければ、相場を下回る金額で取引が成立してしまったり、売却に時間がかかってしまったりすることがあります。また担当者の交渉力が低いと、売主に不利な条件下での契約にもなってしまいかねません。
良い担当者か見極める差異にとくに重視すべきポイントは、次の3つです。
不動産は常に価格が変動していることから、適正価格で売るには正しいマーケットの理解が不可欠です。また、安心・安全に取引するには法律を正しく理解していなければなりません。売主・買主の意向や事情によっては、加えて民法や都市計画、税制、経済などの知識も求められます。
とはいえ、不動産会社の担当者であっても、すべてにおいて高い専門性を有しているわけではありません。そのため、担当者が売却する物件の特性や売主の事情に合った専門性や実績を有しているか確認することが大切です。
たとえば、相続した空き家を売却する場合は、査定依頼時に空き家や相続した不動産を好条件で売る方法や売却した際に利用できる控除特例などを聞いてみましょう。知識や実績が豊富な担当者なら、満足の行く回答をしてくれるはずです。
不動産の売却は、多くの方が人生に1度や2度しか経験しません。その一方で人生に与える影響は大きいため、誰しもが少なからず不安を抱えており、わからないことも多いはずです。そんな中、レスポンスの遅い担当者にあたってしまったら、ますます不安が膨らみ、ストレスも感じてしまうことでしょう。
レスポンスの早さは、売主だけでなく、購入希望者に対しても求められるものです。不動産に興味を持った人からの問い合わせや質問にスピード感もって対応してもらえれば、機会損失を防げます。
不動産会社選びでは、必ず査定依頼をします。このとき担当者とメールや電話したり、直接話したりする機会があるため、レスポンスが早く、ストレスフリーでやり取りできるチェックしてみましょう。
いくら専門性が高く、レスポンスが早くても、売主の声を聞いてくれない担当者は良い担当者とはいえません。不動産を売るのは、不動産会社ではなく売主に他なりません。売主が希望するタイミングで、売主にとってできる限り好条件で売るサポートをするのが不動産会社の役割です。
「今すぐに売るべき」「この価格で売るべき」と断定するのではなく、売主の事情や希望を聞き、それを考慮したアドバイスをしてくれる担当者を選びましょう。
不動産の売却には、3〜4ヶ月を要するのが一般的です。この間、担当者とは密に連絡を取り合い、不動産に興味を持ってくれたた方の対応もしてもらいます。
大切な資産を預けるにあたっては、今回お伝えした3つの要素を有しているかを見極めることが大切ですが、加えて担当者との相性も重視してみてください。「一生懸命対応してくれる」「話していて楽」「清潔感がある」といった印象やイメージが持てる担当者となら、気持ち良く、前向きに不動産を売却できるはずです。
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